2023国際ロボット展で、murrplastik社の「ロボティック・キット」を使ったロボットを発見!

2023/12/18

  • Murrplastik

ケーメックスAT テックプラス編集部

本格的なリアル開催となり、大盛況で幕を閉じた「2023国際ロボット展」。今年は過去最高となる654社・3,508ブースが出展し、産業用からサービス用まで最新ロボットが一堂に会する世界最大規模のロボット専門展になりました。今回、当社で取り扱っているロボティック・キットが、いくつかのブースでご利用いただいていたので、ここでご報告しましょう。

ヒトとロボットがラインで共存して働ける協働ロボットが目立った!

毎年、恒例の国際ロボット展が開催されると、いよいよ年末も近づいてきたと感じます。
特に今年はコロナ後初めてのノーマル開催であったため、出展社も来場者も多く、どのブースも活況で通路も人であふれていました。

過去最高となる654社・3,508ブースが出展し、活況を呈していた「2023国際ロボット展」。

 

本会場は、東 1~8ホールと西 3・4ホールに分かれており、いま用途が拡大している産業用ロボットの最新システムや、関連機器、普及が進み始めたサービスロボットなどが多数紹介されていました。
また「物流システム・ロボットゾーン」や「部品供給装置ゾーン」では、物流業界で活躍するAGV/AMRなどの最新システムや、パーツフィーダなどの供給システムなどが展示されていました。

ここ数年の全体的な傾向としては、ヒトとロボットがラインで共存して働ける協働ロボットの出展が多いようで、その傾向が今年も続いていました。

ファナックのブースでは、食品業界向けの新製品として、協働ロボットのシリーズが前面で展示されていた。

 

さて弊社では、こういった協働ロボット用のアクセサリとして、ドイツ・murrplastik社の「ロボティック・キット」を発売しています。
ファナック、安川電機、オムロン、三菱電機、デンソーウェーブ、ユニバーサルロボットといった、主要な産業用ロボットメーカーの専用アクセサリとして採用されており、好評を博している製品です。
詳細については、製品ページ(https://www.kmecs-automation.jp/products/detail_6881.html)をご覧いただければ幸いです。

アメテック社のブースで、murrplastik社のロボティック・キットに遭遇!

本題に入りますが、今回の展示会において、当社のロボティック・キットをご採用いただいている企業様がありましたので、ここで報告させていただきます。
1つは当社でもお付き合いがあるアメテック社のクレアフォーム事業部(https://www.creaform3d.com/ja)の出展ブースです。
クレアフォームは、複雑な立体構造をした鋳造・板金・金型・組み立て製品などの三次元測定を実現するカナダの3Dスキャナーメーカーです。

アメテック社同事業部では、リバース・エンジニアリングから品質検査・管理まで、幅広い現場での測定ニーズを満たすポータブル3Dスキャナーや、今回のように産業用ロボットに搭載できる3Dスキャナーのラインナップを取り揃えています。
またモデリングや品質管理レポートを作成する専用ソフトウェア、非破壊検査用のソリューションまで、3Dスキャニング技術を総合的に提供しています。

同社のブースではファナックの協働ロボットに搭載した3Dスキャナーと、3D品質の管理を可能にするソフトウェアのデモを実施していました。
検査ラインで繰り返し形状を測定するようなケースでは、ヒトでスキャンするよりも、協働ロボットに任せたほうが良いのです。

ファナックの協働ロボットに3Dスキャナーを取り付けて検品を行うデモ。このロボットの配線保護に、当社が扱うロボティック・キットが取り付けられていました!


3Dスキャナーによる検品のデモ画面。3次元CADの設計データとスキャン画像を比較して、設計どおりに製品が作れらているかをチェック。

 

そして、なんとこのロボットのオプションに、弊社が扱っているロボティック・キットが利用されていました。
murrplastik社のロボティック・キットは、3Dスキャナ計測のようにエンドエフェクタが捻転して複雑な動きをする場合でも、ケーブルを確実に保護していました。
その動きは【動画1】でご覧ください。

協働ロボットに取り付けられているロボティック・キット。外装ケーブルを保護するキットと、バネによる伸縮の具合が良く見える一幕だ。

ロボットアーム先端に搭載された3Dスキャナーで、角度を変えながら製品をチェック。複雑な捻転でもロボティック・キットでケーブルを保護していることがわかる。

 

 

最大手のファナックブ-スでもロボティック・キットが紹介!

もう1つ、ロボティック・キットが紹介されていたブースは、ロボットメーカー最大手のファナック社でした。
こちらは協働ロボットの新製品・CRXシリーズのプラグイン対応機器の1つとして採用されたものです。
同社のロボットは産業用向けのみならず、さまざまな分野で利用されています。
食品・医薬品・化粧品という、いわゆる三品業界でも、自動化の進展とともに協働ロボットの適用が進んでいます。

ファナックの協働ロボット・CRXシリーズのプラグイン対応機器の1つとして加わった。画面でもmurrplastikと紹介されています!

murrplastikのロボティック・キットの実物も展示されていました。今後は食品業界など新しい分野でもご利用いただけるでしょう。

 

理想的には協働ロボット内部にケーブルを配線するほうが良いのですが、すべてのケーブルを細くしてロボット内に這わせることは現実では難しいのが実情です。
実際にエアチューブや、細やかな制御を行うグリッパーのオプション製品には専用ケーブルを使うため、やはり外付けで配線するほうが運用上で都合が良いのです。
今後は、こういった分野でも弊社のロボティック・キットが採用されるように、さらなる努力を続けていきたいと考えています。
ぜひ、murrplastik社のロボティック・キットをご検討ください。

murrplastik社ロボティックキットの詳細資料はこちらから

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