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電子式サーキットプロテクタMICO 特性とメリット概要サーキットブレーカとサーキットプロテクタの違い〜電子式CP MICO〜

 

サーキットプロテクタの役割とは?

サーキットプロテクタは、さまざまな機器の回路やデバイスを過電流から守る装置です。
たとえば、一般家庭では配電盤にブレーカがついていますが、工場内の機器を保護するための役割を担うのがサーキットプロテクタです。
電力回路・電力機器を監視し、一定以上の過負荷がかかったときに電流を遮断することで、精密機器を保護しています。

 

サーキットプロテクタ(CP)とサーキットブレーカの違いとは?

サーキットプロテクタとサーキットブレーカの違いですが、両者とも過電流を遮断する点は共通です。
ブレーカの方は、電源側から複数の機器を接続している際に、異常な過負荷が発生すると下流側のすべての装置を遮断する仕組みとなっています。
一方、サーキットプロテクタはハブに接続し、不可に接続される各種の電子機器を保護する目的で使用されます。下流側で異常を起こした個別の機器を遮断するようになっているため、分岐された他の機器へ影響は与えません。

★サーキットブレーカは電路全体の異常を監視する
★サーキットプロテクタは特定機器の異常を検知して保護する(定格電流値もサーキットブレーカより小さい)

電子式サーキットプロテクタを選択するメリット

電子式サーキットプロテクタ MICOはサーキットブレーカと比較すると下記の点で優れています。
○損傷したケーブルおよび配線箇所の発見が容易
○火災による危険を著しく低減
○トリップ時の状態をリスタート後も保持
○稼働停止期間(ダウンタイム)の最小化
○機械的要素がないため、使用時の電圧降下が小さい
○過電流でも確実に遮断(トリップ)する

サーキットブレーカを使用していた場合は下記のようなデメリットが予想されます。
×電流遮断のアクションが遅い
×過電流検出が難しく、思ったように遮断しない
×機械的要素を使用しているため、使用環境の影響を受けやすい

電子式サーキットプロテクタ MICO 製品概要

■24V直流回路の火災保護確保
■危険をもたらす過負荷状況の回避
 ……欧州規格に適合しています
■24V直流、SELV(安全特別低電圧)/PELV
 ……(保護特別低電圧)回路での仕様が可能です。電気的絶縁は不要です。
■導体断面積のごく小さなケーブルでも確実に保護

取得規格
■火災保護:EN60950-1、EN60204-1
■稼働時適合規格:EN61131-2
■保管時適合規格:EN61131-1

製品機能
■リミット電流値の調整はロック可能
■オン/オフ スイッチ(プッシュボタン)
■設定電流の90%以上でプレ警告
■リスタート時には、それ以前の状態を保持
■容量負荷に対してはトリップしない
■トリップ値は周囲温度の影響を受けない
■電子式でありながら外部電源は不要
■チャンネルごとにリミット値を設定可能
■大きくて見やすいラベルプレート
■リモート制御可能
■トリップ時に信号をPLCへ発信可能
■公称断面積のごく小さなケーブルでも確実に保護


メーカーHP:https://shop.murrelektronik.de/en/home/

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